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2022-11-22から1日間の記事一覧

『アリストテレース詩学/ホラーティウス詩論』

アリストテレース詩学/ホラーティウス詩論 (岩波文庫)作者:アリストテレース,ホラーティウス,F.Q.,松本 仁助岩波書店Amazon アリストテレスって聞くとプロレスを連想してたのは何だったのかと思ったが、アリストトリストだ。 悲劇は行為の再現であり、行…

エドマンド・バーク『フランス革命についての省察』

フランス革命についての省察 (光文社古典新訳文庫)作者:エドマンド・バーク光文社Amazon 我々はマンガやアニメやゲームを見すぎているから、山奥の村の老人が「その神木を傷つけては……いかぁん!」って叫んだら、ああ、これはマジでヤバいやつだなってちゃん…

『世界の名著16 アウグスティヌス』

世界の名著 16 アウグスティヌス (中公バックス)作者:アウグスティヌス中央公論新社Amazon ずっと気になってるんだけど、期せずしてうんこ漏らしちゃうのって罪なんだろうか。社会的には(例えば満員電車内とか)罪っぽいけど、神学的には罪なのか。意識をし…

吉田洋一・赤攝也『数学序説』

数学序説 Math&Science (ちくま学芸文庫)作者:吉田洋一,赤攝也筑摩書房Amazon デカルトを「コギトの人」って考えるとすごいのかすごくないのかよくわかんなくなってくるけど、「ギリシアの幾何学の系譜と、インドの代数学の系譜を、解析幾何学によって統合…

『現代語訳 古事記』

現代語訳 古事記 (河出文庫)河出書房新社Amazon 俺はずっと「じ」にアクセントがあると思ってたんだけど、他の人は割りと「こ」にアクセントを置いて呼んでる場合が多い。「き」にアクセントを置く人はさすがに見たことがない。

大隅和雄『日本の文化をよみなおす』

日本の文化をよみなおす―仏教・年中行事・文学の中世作者:大隅 和雄吉川弘文館Amazon 鎌倉以前の日本仏教って「鎮護国家」という言葉で天皇・国家とガッチリと組み合ってるイメージだったので、「そもそも天皇の万世一系の系譜と、仏教の六道輪廻の世界観っ…

佐藤誠三郎『笹川良一研究』

笹川良一研究―異次元からの使者作者:佐藤 誠三郎中央公論社Amazon 「一休さん」のプロデューサーであった東映動画の栗山富郎によれば、エンディングの歌詞を母親に宛てた手紙の形式にするのは、作詞家のアイディアではなく、栗山がとくに出した注文であった…

スピノザ『エティカ』

エティカ (中公クラシックス)作者:スピノザ中央公論新社Amazon 「海外文学って登場人物が誰が誰だかわかんなくなるから苦手」っていう人が結構いて、そんなもんかなと思ってたけど、最近それがすごくよくわかる。加齢と共に着実に知力が低下してる。テレビに…